ハート型の置物を持つ看護師

躁状態の危険性

治療にかかる平均的費用

双極性障害の症状の出方には個人差があり、躁状態に大きく振り切っているケースや鬱状態が長く続くケースなどもありますが、大きく2つのタイプに分かれています。躁状態が強く、周りにかけてしまう迷惑が深刻なレベルで入院が必要なものを「双極1型生涯」といいます。双極性障害の躁状態の特徴としては、少しも休まずに、睡眠をも取らずにずっと動きまわり続けることができる点です。落ち着きがなくなり、よく喋るようになり、家族や同僚など周りの人間をひどく疲れさせてしまいます。普段は寡黙な人でも、この症状は現れます。また、仕事や勉強に関してはとても積極的に取り組みますが、積極的なだけでその精度はいちじるしく落ち、ひとどころに集中できず、かなり取っ散らかしてしまいます。これまで大きなプロジェクトを任されてきたような人でも、無茶な企画を連続で立ち上げるなどの変化が見られ、会社に大きな損害を与えてしまう危険性もあります。双極性障害の症状の特徴として、周りから見たら明らかにおかしいことが分かるのに、本人は双極性障害の症状が出ているという自覚をまったく感じていないという点があります。本人からすればただ気分がいいだけであり、良い仕事をしているつもりなのです。しかしその仕事や行動が空回りしていることに気付くことができず、休みなく迷惑だけを振りまいてしまいます。結果、双極性障害はこの「躁状態」の症状のときに社会的信頼を失ってしまうケースが多く、発見や治療が遅れると本人が気付いたころには何もかもを失ってしまっている、なんていう最悪の場合もあります。

双極性障害の特徴について

うつ病と混同されがちですが、双極性障害の症状はうつ病とは違います。 うつ病は「うつ」の状態が続きますが、双極性障害は「うつ」と「躁」を繰り返し、「躁」の状態の時は周りはおろか、本人も「調子がいい」と勘違いし、症状を見逃してしまう事もあります。 治療にかかる平均的な費用は、例えば入院しての治療ですと、1日14000円前後。通院だと6000円前後と言われます。 けして安い費用とは言えず、治療には長い期間が必要であるため、治療を諦めてしまうケースも少なくありません。 精神病については「自立支援医療」という制度があります。このうち精神科に関係するものは「精神通院医療」が適用されます。 この制度を申請し利用すると、負担割合が1割負担になり、通院や入院治療の大きな手助けとなっています。

双極性障害は以前、「躁うつ病」と呼ばれていました。 双極性障害の症状の大きな特徴と言えば、先述の通り躁うつ状態を繰り返す事です。 この「躁」と「うつ」の波が繰り返しやってくるのを、どう抑え乗り切るかという事が治療の根本となり、うつ病のように抗うつ薬での治療は症状を帰って悪化させる危険性があり、望ましくありません。場合によってはこの波が激しくなってしまう事もあるようです。 うつ病よりも高い自殺率や再発率が問題で、うつ病の症状から発症するケースが大変多いようです。 原因は未だはっきりとしてはおらず、遺伝的要素、環境的要素、発症前の性格など、複合的な要素が複雑に関係していると思われています。 危険因子は「ユーモアがあって楽しい人」「前向きで社交的」と言った明るい性格と思われがちな性質にこそ潜んでいるのではないか、とも言われているようです。